「へっくしゅん!!ズズーー。………花粉かなぁー。」

「いや、風邪でしょ。それ。」 

女子に指摘されてる。


「そ、そうかな。じゃあ、薬飲んどこ。」

「そうしといたら?」


ふぅーん。風邪か…。


席に戻ってきた雨野は、


「わぁーん、愛しのティッシュがきれたぁー。誰でもいいや。ティッシュくん誰かちょーだいなー!」


「俺持ってるー!」


「ナイスー!鎌田、分け与えて~!」


「しかたないなー、天使よ!」


「あひがたき……へっくしゅん!!」


「あーあー、雨野ほれほれ。」


「あひがと~~」



みんなは爆笑。


にしても、かなり鼻声になってきたな。