き、緊張してきた……。

次はうちのクラスだよ~!!

高校の合唱コンクールって、中学と全然違う!

弾けなくなったらどうしよう?

青葉に迷惑かけたらどうしよう?!

あぁぁぁぁ!!


「あ、雨野…」


青葉が声をかけてきた。


「は、はい?!」

変なイントネーションになった。

うわぁ~恥ずかしい!

緊張してるのバレバレじゃん!

「俺はおまえを信じてるからな……。自信持って弾けよ。」

え……。

「わ、私も信じてる!一所懸命頑張るね!!」


青葉はきょとんとしたあと、ふっと笑ってくれた。

「おう。」

その瞬間緊張がとれて、完璧に弾けそうな予感がした。