私の家はマンションの一室。


現在一人暮らし。


家族とは離れて住んでいる。


クリスマス・イヴにプレゼントが届いたのは、

小学6年生のときが最後だったはず。


最後だったはずなんだけど...


これは一体何なんだろう。


家に入るドアの前、20代前半だろうか、

男の子がダンボールの中に座っている。


「あ、おかえり!」


男の子が此方に気づき、満面の笑みを向けてくる。


「...ただいま」


反射反応だろうか、普通に返してしまった。


誰だろう、この子。


警察に言ったほうがいいのかな...

携帯をポケットからだそうとした。


「待って!僕怪しい者じゃないから!」


動かした右手を握られた。