クリスマス・イヴ

それは聖なる夜...
たくさんのカップル達が幸せに過ごす日。


私には関係ないことだ。


最近彼氏と別れたばかりだし、

友達も少ないほうだから、

今日は一人で夜を過ごす。



せっかくのクリスマス・イヴだから、

ひとりでケーキを食べるつもりで、

バイトからの帰りケーキ屋さんによって買ってきた。



「寒いなぁ...」

雪が降り始めた。

ホワイトクリスマス・イヴ...

明るい街のイルミネーションから逃れるように、

早足で家路を歩いた。