『 青龍と1人の女総長の話 』



ガチャッ


あ、ほんとにすぐ来た
てかなんで すぐ来るって分かったんだ?笑


「……って恭ちゃん?」

「あ゛? って紅羽か?
久しぶり… ギュッ」

「ん、久しぶり ニコッ」

「「…っ」」

「まだちゃんと笑えないのか…ボソッ」

………っ 、

2人とも…ごめん

悲しい顔させてごめん 。

けどまだ無理なんだ



「恭ちゃん、早く教室いこ?」


私はわざと 聞こえないフリをした。


「そ、うだな。ついてこい
説明は行きながらする。」

「ん、じゃーね 樹」

「おうっ
いつでもサボリにおいで」


いやいや、理事長がサボリ勧めちゃ駄目だろ


「ま、気が向いたらくる」


「ココア準備しとく ♩」

「ん」

よし 定期的に行こう 。





実はココアが大好物な紅羽であった。