しばらく そのままで芹那を支える そして俺は わざと君を傷つける― ---------- 「綺麗な色だね」 って女の手を優しく触る 女の爪は たしかに本当に綺麗で 俺の 大好きな青色に染まってる 「海斗の好きな青色だよ」 って女は笑うから 「そういうの嬉しいわー」 なんて言ってみる そしたら きっと芹那は 自分の絆創膏だらけの手を見て こう思うはず ――海斗はわたしに気づいてくれない って。 それでいいんだ そうやって 傷つけばいい いつまでも 俺のことだけ 悩んでればいい――