君は俺のもの





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あの日のことを思い出して余韻にひたっているうちに時計は遅刻ギリギリラインを指していて


慌てて 赤色の歯ブラシをとり、


シャカシャカと音を立てる ――







さっきまでの悲しみはもう無くて、





海斗は計算なのかなって思うほど

思い出でわたしを引き止める







「海斗のばか」





そうつぶやいた鏡越しのわたしは笑っていた―