つぶっていた目を開け、もたれている海斗を見る
わたしには髪の毛しか見えない
茶色くてふわふわしててまるで犬みたいな
わたしの大好きな髪の毛
ふわっと香るのは海斗の香水
メロンの香りを選んだのはわたし
そのときは なんでメロン って言われたけど
譲らなかったしわたしに呆れて
それからはいつも付けてくれる
ふわふわの髪の毛に鼻を近づけ 匂いをかぐ
―落ち着くなぁ
そうおもった瞬間
グイッ
わたしの目の前にひろがる海斗のきれいな顔
つぶっているまぶたのほくろがわかる距離
そして 熱く触れてる 唇―
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