『ってか、お前の能力ってなんだ?』

望宇佐は私の方へ振り返ってたずねた。

「能力…?能力って何の事?」

『あれ?お前、両親に自分の能力が何なのか聞かされてないわけ?』

「…え?う、うん。ってか、能力って何…?」

『えー、お前そこからかよ…。』

望宇佐はため息をつきながらも、能力が何なのか説明してくれた。
望宇佐の話が長いのでまとめてみました。
まとめるとこんな感じだ↓
*能力は大体は親から遺伝する
*何の能力かは大体、親から教えてもらう
*普通の人は能力は1つだけ
(ただし、たまに例外がいるらしい)
*能力は色々な種類がある
*能力は高校生になってから開花させる
(パートナーが能力を開花させる)

「うん、能力の説明は何と無く分かった。でも、なんで能力開花は高校生になってからなの?」

『あー?それは体にかかる負担の問題。中学生までは骨組みとかしっかりしてないから能力を開花させたら崩れちまうんだよ。まぁ、ようするに体がもたないって事。』

「え……。」

『んで、俺はお前のパートナーだからその能力を開花させにきた。』

「…?ふーん?」

『でもな〜…能力が何なのかまだお前知らないのか〜…。どうしようか…。』

そう言って望宇佐は頭を抱えていた。