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なんて感じの妊娠判明は3日前。
そうして今現在まで必死になって彼女を口説いて通い詰めていたりする。
そしてここに来ての彼女の意地悪な発言。
真面目に堪えて打ちひしがれていれば、彼女が小さく息を吐いたのを感じた直後に冷たい指先が頬に触れた。
異様に冷たいのはアイスを持っていたから。
その指先が視線をあげろと言いたげに俺の顔を持ち上げ、促されるまま顔を上げれば絡む彼女の悪戯な眼差し。
「冗談です。・・・・紛れもなくお腹の子はあなたの子供ですよ」
「疑ってない・・・・」
「じゃあ、落ち込まなくてもいいじゃないですか」
「落ち込んでるのは千麻ちゃんが振っーーんっーーー」
あっ、丸め込み。
不満を口にし始めた唇にフッと冷たい感触が与えられて、柔らかく啄んで食べていたアイスの甘さが微かに伝わる。
「・・・・・甘い」
「・・・・美味しいでしょう?」
「うん・・・・溶けてても・・・美味しいじゃん、」
「・・・・それは賛同しかねますが」
「・・・・俺にも一口頂戴」
離れて近い距離で会話して、クスリと笑った彼女が残っていた最後の塊を掬うと俺の口元でなく自分の口に躊躇いなく運ぶ。
スプーンを加えた口の端が意地悪に上がって、非難して見上げてみるけど小悪魔な笑みに馬鹿みたいな動悸。
本当・・・、可愛い。
そう思った次の瞬間には強烈なチョコミントの味を舌の上に感じて・・・・欲情。
再度重なった唇と、絡んできた冷たく甘く爽やかなミントの味。
そして自分に跨るように乗って柔らかく押し倒してくる彼女に体が熱くなる。
受け入れるように腕を回して、交わしているキスを濃密に濃厚に彼女の存在に溺れて熱をあげていく。
でも・・・、
「・・んっ・・・体調・・・平気?」
さすがに流れるまま行動も出来ず、彼女の体調が一番だと垂れ下がる髪を掻きあげるように頬に指先を走らせると。
「・・・・チョコミントで回復しました。でも・・・優しくお願いします」
これだから・・・・溺れる。
手放せない。
見下ろす姿が意地悪で扇情的で、さっきまでクールでドライだったくせにスイッチ一つで熱くて甘い女の子に切り替わる。
彼女の要望に、当然だと言うように優しく指先を腹部に這わせた。
優しく・・・ね。



