ーーーー3DAYS AGOーーーー
カップルでよく微々たるサプライズとして、連絡なしにどちらかの家に突撃訪問はセオリーであると思う。
付きあいたてのいちゃつき度数高いタイミングであるならお互いにキュンと来るのも頷ける。
でもマンネリ化した関係時の回復に新鮮さを求めてのそれが相当危険行為だとも理解している。
大抵は・・・別れるきっかけになりかねない大きな爆弾になっていて、その扉を開いたが最後両者大やけどの爆発になりかねないんだ。
と、さすがに俺だって一般的な暗黙ルールは把握しての突撃訪問。
苦節の数か月のおかげで何とか千麻ちゃんとは普通の格好で過ごせるようになっていて、解禁された欲求不満もがっつり満たす事度々。
つまり現状2人の間に取り立てて問題もなく、あるとしたら未だに千麻ちゃんが【水城】である事。
それに不満はありつつも彼女の意思を尊重しつつ、程よく口説いてきた数か月。
それでも最近・・・、ちょっと今まで以上につれない?
2人で会っていてもどこかイライラしていたり、酷いときは早く帰れオーラ。
勿論自分が何かしたんじゃないかと真剣に考えてもみたけど思い当らず、首を傾げて帰宅したつい数時間前。
なのに今再び彼女の家の前にいたりする。
何故って・・・・、
Tittle
From 千麻ちゃん♡
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しばらく会わなくても生きてられますよね?
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帰宅早々にこんなメール届いたら来ちゃうでしょ?!
見た瞬間に思いっきり携帯床に落としたし。
ここ数日の彼女の不機嫌もあって、この文面を見た瞬間真面目に捨てられるかと焦って。
そう思考が働いてしまえば電話じゃまともに話せないと自宅訪問。
それでも踏み込めずに扉の前で往生している俺は単なるヘタレで。
もしかしたら振られるのかもしれないと真剣にビビって不動になっていたわけで。
頭の中でなるべく明るいインスピレーションを繰り返し、深刻にならないように軽い調子で『来ちゃった』作戦を決行しようと扉の鍵を開錠した。
さっき出てきたばかりの扉を開ければ、すでに通いなれた居住空間に安堵する。
奥からぼんやり感じる明かりで彼女がまだ起きていると理解し、ゆっくり深呼吸すると物音立てずに靴を脱いで上がり込む。



