キーボードに置いた指先が震える。 打ち込むのを躊躇って、体が硬直する程の緊張に苛まれていれば。 そんな様子を見ているかのようにクスリと笑った彼が柔らかく囁く。 『千麻ちゃん・・・今日が終わっちゃう』 「・・・・・・これも・・・リハビリ?」 『・・・・確かめて』 結局は自分で答えを知れと言う意味。 それに声ではなく無言で頷き、ようやく震える指先でファイルを選択し教えられたパスワードを打ち込んでいった。