暗い部屋。
感じる熱と存在。
愛しいと思った瞬間に・・・・落ちる。
「・・っ・・・・・痛い・・・・・」
「・・・・ごめん・・・」
思わず零した言葉に彼の動きが止まり・・・・戸惑う響き。
申し訳なさそうに、もどかしそうに。
その瞬間に言いようのない罪悪感。
私は・・・・・・ダメな女だと。
必死で取り繕うように手を伸ばし彼を抱きしめ・・・・。
「・・・・・・好き・・・」
「・・・・・・・・・・うん、」
ちょとした間にお互いの不安が混じって部屋よりも暗いどこかに沈みかけて。
それが怖くて・・・・失わないように彼にしがみつく。
彼も一緒。
同じように抱きしめて髪を撫でて・・・・、私を抱いて眠る。
あの日から・・・、
私の体が壊れた。
彼にとって役立たずな自分になるのが怖い。
彼を愛しているのに、彼に愛されるのが怖くなった。
左手の輝きが怖い。