なのに・・・、
気がつけば・・・・・面倒な部分にまでその傲りを重ねていたんだ。
だって、あまりにもあなたが夢を見せるから。
無機質で浮いたただの白いピースであった私に不器用にも自分なりに染色し始めて。
どんどん私の気持ちまでその気にさせて馬鹿な夢まで見させてきた。
分をわきまえて傍にいた私なのに、気がつけばその気になって馬鹿な賭けに乗ってしまった程。
そして結果・・・・・甘い夢の代償であるかのように苦い現実を与えられて今苦しんでる。
夫婦として一緒にいたらまた、他の事でも2人で臨むことがあって。
仕事とは違う不正確で不確定な事だと分かっていても、また私達ならって傲って期待して。
そして得る結果が同じように落ち込むものであったら・・・。
恐いの・・・、私たちが特別でないと感じるのが。
恐いの・・・、いつか、あなたにも落胆してしまいそうで。
だから、・・・・だから、今からでも・・・・元の、仕事だけの関係に戻った方が私たちは上手くやっていけるんじゃないかって理性が言うほど。
なのに・・・・・・生ぬるくまとわりつくようなこの生活に依存して、まだ浸っていたいと体が望んで。
意志の弱い思考が形ばかり渋って。
そうして留まる私に甘さの上乗せ。
『千麻ちゃん』
そう名前を呼ばれる毎に、
愛情強く刻まれるように肌を合わせる毎に。
モルヒネ。
その瞬間の痛みを誤魔化して彼の特別であると夢を見る。
効き目が切れた瞬間にその甘さ以上の苦しみをこうして感じると分かっているのに。
気がつけば時計の針は彼が出かけてから30分は経っている。
最近は一人になれば決まってこんな葛藤にふける事多々。
どうすればいいのか分かっているつもりで、実のところ全く分かっていない。
望むことは明確なのに、頭の固く今まで築き上げた自分の思考を簡単に崩せない自分が邪魔をするんだ。
単純な結論。
彼を愛してる。
尊敬して、
敬愛して、
でも子供にするように愛していると抱きしめて愛でたい程。
阻むのは、
今までの関係。
良くも悪くも私達は完璧すぎる結果を生み出してきたパートナーだった事。
だからこそ、
彼と臨んだ結果が最悪な物となった時の落胆で、
彼自身に失望して抱いていた愛情まで失いそうで怖い。
彼を愛しているから、彼を失望するような結果になりたくない。
私が・・・・おかしいの?



