「っ・・わかんないのは私もなんですよ!!」
「・・・・」
「あの不妊に終わった日から・・・、変に大きく予想して期待していた反動が大きすぎて・・・、この関係で結ぶこの行為に意味を得られなくなってきて・・・」
「・・・・恋人みたいに好きだからってだけじゃダメ?」
「恋人じゃなくて不完全にも夫婦じゃないですか。しかも一度子供を成そうとそれをしたんですよ」
「・・・じゃあ、・・・夫婦として、また子作りしちゃう?俺はいつでもオールオッケーですけど」
「まだ【契約】上の夫婦ですから。しっかりそれをめざして挑むのは違うかと」
「・・・・・・・ねぇ」
「・・・・・・・はい」
「俺にどうしろって言うの?」
「別にどうも・・・」
さすがに崩れた彼の表情。
溜め息交じりに片手で頭を抱え、なんとか口元だけ弧を描いたもどかしい表情。
いや、分かります。
そして第三者として見るのならあなたに同情もしましょうとも。
自分でも無茶苦茶だと分かっている。
でも、一つ明確に答えを返すなら・・・・そう、
「別に・・・・子供が絶対じゃなくて・・・」
「・・・・うん、」
「ただ、その理由として子供っていう存在が大きかっただけで、」
「・・・うん、」
「・・・・結局は・・・、繋がりが分からなくなったんです」
「・・・・」
「・・・・今更・・・恋人の繋がりとも違う、上司と秘書だけの信頼には戻れない。なのに・・・夫婦としても契約の上で、意図として子供を作る間柄でない」
「・・・・・」
「だとしたら・・・・私たちがこうして求め合って生まれるのは何なんだろう?って・・・・、ただ、快楽のみの関係なら・・・・セフレと何が違うのかって・・・・」
「・・・・・」
「・・っ・・・・て、考えても現状どうしようもなく、無茶苦茶な葛藤だと私も分かっているのにどうしようもできないんですよ!!これで満足ですか!?」
「・・・・・・・・・・・また、・・・逆切れ、」
「・・・・はい、・・・・・すみません」
私の言葉を終始無言で聞き取った彼が最後に静かに冷静な一言で締め切った。
それに高ぶっていた感情が火に水をかけたように静まって、静々とその場に脱力して溜め息を吐く。
本当・・・・こうして口にしてみても私が言っているのは無茶苦茶だ。
言われたところで彼も手も足も出せない内容。
情緒不安定なのかな・・・私。



