でも仕事とも若干違う。
真面目に見えてもどこか幼くいじけても見えて、多分彼の本音の一部を探れば答えは自分にもっと打ち明けて頼ってほしいというところか。
「・・・・千麻ちゃん」
「・・・・・」
「黙ってたって見逃さ・・・んんーーーー」
再度促す声を響かせた彼にすかさず両頬包んで唇を重ねる。
しっかり密着させて唇のわずかな隙間から自分の舌先を侵入させて。
チュチュッと音たて濃密と言えるキスを彼に与えると、余韻を残すようにしっとりと離してグリーンアイを覗き込む。
『見逃して』
の、おねだり。
軽く微睡んだような眼差しに映った彼は、見事不意打ちに紅潮し呑まれかけた表情だ。
でも・・・、
「・・・っ・・・こんなキスでも見逃しません」
「・・・・・チッ・・・」
「舌打ちぃ!?」
衝撃!
そんな驚き見せ、尚も向けてくる視線は私の答えを待っている。
分かってはいる。
こういう時の彼は納得いく答えを口にするまでは絶対に私を見逃したりはしてくれないのだと。
面倒くさい。
そう思い眉根を寄せて頭を掻いて髪を乱す。
そして不満そうに彼を上目遣いで見つめても、引く姿勢見せないグリーンアイが早くしろと追い詰めて。
でも彼からしてみればもっともで、むしろ今までが寛容すぎたのだ。
だってあの時から2か月程。
その間ずっと黙認してくれていたのだ。
これを寛容でないと言ったら私も相当人が悪いと思う。
だからこそ厄介な感情を口にして説明するのが難しく面倒だと思っても、必死で頭の中で言葉をまとめる。
そうしてゆっくり息を吐き出すと意を決したように口を開いた。
「まず・・・、あなたとのセックス自体が嫌とかではありません」
「それはさっきも聞いたし体で分かる」
「・・・・・感じないわけでもない」
「めちゃくちゃ感じてたしねぇ」
「・・・・・・・です」
「さっきと何ら変わりない返答貰っても何にも納得できないんですけど?」
そうじゃないだろ?
そんな不満の響きに眉を寄せると『あ~、』っともどかしい声が零れてカウントダウン・・・。
爆発。



