何だろう、小学生の告白の様だ。
そして期待されている答えも薄々気がついている。
軽くはにかんで見せ嬉しそうな姿を映せば、それだけで彼的にその場は満たされ満足なんだろう。
もちろん私もそれが自然と出来てしまう位は持ち合わせている彼への感情。
でも、
「私しか女に?眼科でしょうか?それとも根本から脳外科?」
「千麻ちゃん・・・」
彼の言葉を広い上げての言葉遊びは得意だ。
そう簡単に素直になる私でもないと貴方が一番ご存知しょうに。
見事眉尻下げての脱力ぶりにようやく口の端をあげると濡れていた手をタオルで吹き視線を落とした。
彼も仕方なしに溜め息まじりにコーヒーを口に運んだタイミング。
「浮気だろうが本気だろが、賭けが【勝ち】と出たら嫌でも首根っこ捕まえて死ぬまで責任取らせますから、」
「・・・・」
「・・・浮気したら、私にも子供にも一生触らせずの同居ですよ、ダーリン?」
そっと指先をまだ結果分からぬ腹部に置いて夢を強める。
まるでそうなるかの様に自分以外の存在を加入しての脅し。
だって、
私個人が泣いて縋るより何倍も強烈でしょ?
1年契約のその先を語る未来の継続示す言葉。
それに当然反応する彼が脅しに怯むも勝るのは歓喜。
複雑に微笑んで見せても押し隠してる感情はだだ漏れだ。
「それ、死刑より離婚より重い拷問」
「死ぬより離婚の方が恐いのですか?」
「うん、そんで離婚より生殺しな未来の方が恐い」
その返答に軽く噴いたのは当然。
だって、想像してなのか軽く身震いした彼が耐えきれないと首を横に振ったから。
ああ、馬鹿。
馬鹿で本当にドリーミーね。
「ま、果てしなく【負け】に近く夢のまた夢な牽制ですが、」
「落す!?ここで!?」
「・・・それなりに怒って詰ってその顔台無しにする程度には独占欲見せて差し上げますからご心配なく」
告げて説明する様な掌スイング。
理解して苦笑いで頬を押さえた彼は過去の衝撃を思い出しているのだろう。
「うわっ、悲しいかな強烈に愛を感じた」
「Mですね」
「怒って詰って・・・、女王様?」
もうそれでいい。と苦笑いで冗談を返す彼に手を拭いたタオルを顔面に痛くない程度に投げ小さく笑う。
そしてTVの時刻を見て【女王様】の一言。
「仕事の時間です。副社長」
「・・・フッ、強烈」
何よりもリアルな私のいけず。



