早朝のすでに明るいリビングのソファーでそぐわない背徳的な時間。
ああ、でも・・・こうしてまた新たな場所にその印象を焼き付けてしまうんだ。
座るたびに思い出してしまうだろう。
こうした時間を。
器用に彼が着ていた服を脱いでいき、その途中に私の服もあっさり脱がされた。
明るいとさすがに肌に誤魔化しが利かなそうだなぁとぼんやり思っていれば、絡んでくる肌の熱に自分の肌が馴染んでいく。
更に求めるように背中に腕を回していき、でもすぐに思い出したことでその手をひっこめ彼を見上げ口を開きかける。
でも音を発する前に自分の唇にピッと軽く当てられた何か。
そして悪戯な微笑み。
「分かってる。危険日だもんね」
「ご理解感謝します」
「10%だもんねぇ、まぁ、しっかり男の誠実さを見せてポイントアップ図りますよ~」
そう苦笑いで彼が私の口に当てた避妊具を開封するのを見つめてしまう。
多分、危険日。
別に基礎体温を測っているとかでないから正確には分からないけれど生理周期からすればそろそろ危険。
だからもちろん昨夜もしっかり避妊しながらの時間で、今も促そうとすればすでにポケットに忍ばせていたらしい彼。
多分・・・あれだ、携帯取りに寝室に行った時についでとばかりに持ってきた。
つまりはこうなる事はすでに彼の計画内であって・・・。
クソッ・・・乗ってしまったのはなんか悔しい。
そう思えど今更高まった熱に反抗できず、目の前の誘惑的な快楽の時間の記憶に手を伸ばすとしっかり腕を巻きつけ引き寄せた。
刹那・・・。
その瞬間だけは朝の静けさに見合うように優しく重なり泣きたくなる。
そして【こだわり】・・・。
重なり合っているのが彼であるという事だけが唯一のこだわりなのだ。
堕落・・・・、とてつもなく甘美な快楽によって。
「・・・・・茜・・・」
「・・・・・・ほら、・・・素直だ・・」
悪戯に笑い細くなるグリーンアイが夜に見るより綺麗だと感じた。
その後はもう・・・・意識の不在。
本能のままに。



