多分少しは羞恥に落としたくて確認した言葉だったのだろう。
でも私があっさり認めた上に更なる上乗せな要求を口にして形勢逆転。
苦笑いに紅潮した頬。
愛らしいとも思う。
彼だって手慣れた場面である筈なのに、今まで私の様な反応する女子はいなかったって事だろうか?
「・・・・お気に召さなかったり萎えるのであれば黙りますが?」
「へっ?あっ・・いやいやいや、別に嫌とかじゃないから。ただ・・・ギャップ?普段真面目で本心あまり語らない千麻ちゃんが正直だなって」
「・・・・・・だから、性欲強いんですって私」
「うん、再確認した」
「・・・・リタイアします?」
「・・・・むしろ、燃える」
ニッと上がる彼の口の端。
ああ、この眼の時は本気で言葉通りの時。
そうして再開した刺激に眉尻が下がった。
「・・っ・・あっ・・・んぁ・・・」
シーツに皴が広がる。
与えられるそれに堪え切れずに声を漏らして身悶えれば、満足そうに細くなるグリーンアイに一瞬映され、それにさえゾクリと感じて目が眩む。
ヤバい・・・・食われそう。
こんな最初から私を翻弄できたのは今まで恭司だけだったのに。
そう思って瞬時にその思考を掻き消した。
今は思い出したくない。
思い出すのは失礼だ。
目の前の彼に。
それにしても・・・・・気持ちいい。
無意識に彼の頭に手を回し、ねだるようにギュッと抱きしめれば小さく笑った様な呼吸を感じた。
それが合図の様に太ももを這った彼の指先が内股に入りこんでゆっくりと触れる。
「・・・・今すぐにも激しく出来ちゃいそうだね千麻ちゃんの体」
「そういうプレイがお好みならどうぞ。荒っぽいのも嫌いじゃないです」
「いやん、カッコいいわぁ。・・・でも、初夜だし王道に甘く行こうか」
「・・・・【初夜】は終わってますが?」
「いいじゃない。実際俺たちの初めての時間なんだし」
「あっ・・・・」
硬い事言わないで。
そんな風に宥めるように私の唇にチュッと軽く唇を重ね、まるで必然の様にスルリと侵入してきた指先に声が漏れた。
不覚。
不意をつかれた。
グッと深く突き当たるまで進んでまた入口近くまで引かれる。
ただその往復で鳥肌が立ちそうなくらいに感じる体は相当欲求不満だったのか。



