今まで唇にその巧みさを示していた彼の唇が、肌を滑って私の名称ばかりは【胸】の敏感な個所を刺激する。
口に含まれた瞬間に思わず声を漏らせば彼のグリーンアイが私をちらりと捉えた気がした。
それさえもゾクリ感じて、さらに強調される刺激に眉尻が下がる。
焦らすように舐めて、吸って、くすぐって。
悔しいけれどこの年下の夫は経験豊富な手練れだと認めてしまう。
「・・・・んっ・・あっ・・・・」
「・・・・」
「・・・・っ・・・・・気持ちい・・・」
「っ・・・千麻ちゃん・・・が素直でエロイ・・・」
「・・・・・・私が不感症とでも?」
「・・・・・いや、そうじゃなくて・・・・・なんか、ギャップ萌え?・・・いや、萌え通り越して照れる・・・」
ギャップも何も・・・。
勝手に私を想像して印象付けていたのはそっちでしょうに。
ここまで来て何故か照れている彼の感覚を理解できず、それでも一つさすがにこういう展開では懸念すべき事を確認し言葉を返す。
「・・・・・・萎えませんか?」
「・・・はっ!?」
「いえ、・・・・ほら、何というか。私って女として認められるか?ってくらい貧乳じゃないですか」
淡々と悲しむでもなく残念な自分の発展途上で止まってしまった発育不足を口にすれば、一瞬唖然とした彼が確かめるように視線を私の胸に落として感触を確かめるように揉んでくる。
「まぁ、・・・俺が知ってる中では一番小さい?」
「あなたの経験多々がどの程度かは知りませんが」
「俺も数えてないけどね。まぁ、それはともかく・・・・、
ちゃんと柔らかいじゃん・・・」
「・・・・・」
「肌は綺麗だし、感度はーーー」
「っ・・・」
「ーーー、抜群?」
感度のよさを確かめるようにぺろりと舐めた彼の舌にゾクリとし目を細めると、すぐに上目づかいでニッと笑う姿。
子憎たらしい。
そう思うのに今はあらがえない。
「・・・・・さっきの話、」
「・・・ん?」
「ギャップ云々おっしゃってましたけど、」
「うん、」
「私、たぶん思ってるより性欲に貪欲よダーリン」
「・・・・・」
「私とダーリン・・・、どっちがより強いかしーー」
言い切れなかったのは言葉を飲み込むように口づけられたから。



