「ヒドイ……」
テーブルにぐったり突っ伏す小宮に、「ごめんごめん」と愛想笑いを向け。小腹を満たすオヤツを選ぶ。
ちょっと苛め過ぎた?
「でもさ、こうやってくすぐり合いこしてるウチに、ソノ気になってきてベッドに……ってパターンもあるんだよ、ホントに」
言い訳めいてるけど講釈たれてみる。
小宮は取ろうとしたお絞りをボトッと落とした。
うん、くすぐったいってのは感じてるってコトだし、これでムラムラきたりもするんだよね。
ムラムラした男の子によく押し倒されたモンですよ?
お子ちゃまの小宮には分からないだろうケドさ。
お子ちゃまの……。
……………………。
……………………。
あれ? 待てよ?
小宮だって立派な男の子なんだし。ムラムラきてもいいハズだよね?
ふと小宮を見る。
あたしの言葉に恥ずかしくなったのか、もじもじしてる小宮。
視線をその横顔からすすーっと下に下ろしていった。
几帳面な小宮らしく閉じられた足に。
さりげなくメニュー票を見てるフリをして観察を続ける。

