「おっはよ~!」
 
  
 
今日もいい陽気になりそうな、青空が覗く廊下で。
 
前を歩く小宮の背中を叩いた。
   
少し驚いた顔が振り返る。
 
 
「あ……おはよ、比奈さん」
 
相変わらず顔も体も固いけどもう慣れた。
 
恥ずかしそうにしてる顔も可愛いし。
 
 
「明日楽しみにしてるよ~」
 
にこっと笑って言うと、小宮は嬉しそうに目を細めた。
 
こういうトコロはホントに可愛い。