「あ、あたしもう生まれなおした方がいいかも……」
せっかく熱いキスを交わす場面だったのに。思いっきり雰囲気ぶち壊しだよ、あたし!
小宮を見てみれば「くっ」とか肩を震わせて笑ってるしぃ~~~~っ!
「あはっ、あはははっ! や、やっぱ比奈さんには敵わないやっ!」
「笑いすぎだこらぁ~~っ!」
恥ずかしさのあまり、首を絞めちゃろかと小宮の襟首に掴みかかった。
でも熱い手にぎゅっと上から握られて。
はっと見上げた瞬間。
小宮の顔が迫ってきて――――
意識が、空を飛んだ。
ええっ!?
唇に感じる温かい感触。これは……
ま、まさか。小宮から。小宮から。小宮からキ――――ッ!?
びっくりして固まるあたしをよそに、優しく唇を重ねてくる小宮。
甘い痺れが全身を走り抜ける。体から力が抜けていく。
ピンクのふわふわが、またあたしを包んで、世界がピンク色に染まっていく。
うわ。うわ。うわ。サクランボが頭の中を躍ってる!
ズルイ、小宮。反則だよコレ――

