おいしいチェリーのいただきかた☆

 
「あ、あたしもう生まれなおした方がいいかも……」
 
せっかく熱いキスを交わす場面だったのに。思いっきり雰囲気ぶち壊しだよ、あたし! 
 
小宮を見てみれば「くっ」とか肩を震わせて笑ってるしぃ~~~~っ!
 
 
「あはっ、あはははっ! や、やっぱ比奈さんには敵わないやっ!」
 
 
「笑いすぎだこらぁ~~っ!」
 
 
恥ずかしさのあまり、首を絞めちゃろかと小宮の襟首に掴みかかった。
 
でも熱い手にぎゅっと上から握られて。
 
 
はっと見上げた瞬間。
 
 
小宮の顔が迫ってきて――――
 
 
 
 
意識が、空を飛んだ。
 
 
 
ええっ!?
 
 
 
唇に感じる温かい感触。これは……
 
 
ま、まさか。小宮から。小宮から。小宮からキ――――ッ!?
  
 
 
 
びっくりして固まるあたしをよそに、優しく唇を重ねてくる小宮。
 
 
甘い痺れが全身を走り抜ける。体から力が抜けていく。
 
 
ピンクのふわふわが、またあたしを包んで、世界がピンク色に染まっていく。
  
 
うわ。うわ。うわ。サクランボが頭の中を躍ってる!
 
 
ズルイ、小宮。反則だよコレ――