「あ・あたしもうどんだけマヌケ……。ダ、ダメだぁ~~っ。もう一生分の恥さらしたよぅ。穴があったら入りたい……」
しくしくしく。せっかく少女漫画読んで告白シーンの研究したのに、なんの役にも立たなかったよ。
今更小宮に同じこと二度も言えないっ。
「あ、あの、僕、嬉しかったから。ちょっとびっくりしたけど」
フォローなのか、あたふたとあたしの前に屈みこんで言う小宮。
いきなりキレて、勝手にサヨナラ言って、別の男とホテル行こうとして突然コクってんだから、そりゃびっくり大集合だよね。
今日のあたしってなんなの一体。
でも全部小宮を好きゆえの行動で……。好き、ってオソロシイ。自分がピエロになった気分。
この先どう言葉を続ければいいのやら。
膝からちょっとだけ顔を上げ、おずおずと小宮を見上げた。
「えっと……そーゆーワケなんだけど……こ、小宮は、どうなのかな? あたしと……付き合ったりとかする気はあるのかな?」
ごめん小宮。あれで告白は終わったことにしちゃってるけど。
でもね。これでも結構勇気出して訊いてるんだよ?

