おいしいチェリーのいただきかた☆

 
バカだ、あたし。
 
 
ちょっと考えれば、自分が小宮に似合わないことなんてすぐに分かるのに。
 
 
汚れてる。尻軽女。誰とでも寝る。
 
全部本当のことだ。あたしは誘われれば誰とでも寝た。
 
あたしと一緒にいると、小宮までそんな目で見られる――
 
 
『自分が傷付くだけだぞ。アイツとお前とじゃ――』
 
 
今ならイツキが言おうとしてたことが分かる。
 
 
小宮とあたしとじゃ住んでる世界が違う。
 
 
 
釣り合わない、んだ。
 
  
 
 
 
今頃気付くなんて。バカだ。とっくに踏み外してたんだ、あたし。
 
 
今頃――
 
 
ううん、違う。本当は気付いてた。
 
考えないようにしてたんだ。自分がどんなにバカなことしてるかって。
 
みんな好きだから。抱かれたくなるのは自然なこと。
 
そう自分に言い聞かせて。
 
 
簡単に人肌を求める自分から、目を逸らしてたんだ――