背中に当たる冷たい床の感触。
  
それとは対照的な上からの熱い眼差し。
  
とんだ温度差に意識が混乱しかけた。
なにこれ。何が起こってんの?
 
 
小宮があたしの上に覆いかぶさってる!
 
 
でもすぐにそれは、実感を伴って頭に染み込んできた。
 
 
 
小宮があたしを抱こうとしてくれてる――