おいしいチェリーのいただきかた☆

 
「え、いえ、僕の方こそ。比奈さんによくしてもらってます」
 
いえいえそれほどでも。まだなんにもしてないし。キスは無理矢理したけど。
 
 
「色々困ったところのあるコだから迷惑かけてない?」
 
ぎくっ! よ、酔っ払って襲いましたっ。
 
 
「迷惑だなんてそんな。比奈さんは明るくていい子ですから」
 
ナイスフォロー! 明るくていい子だなんて、嬉しいコト言ってくれるじゃん、小宮。
 
 
思わずにんまり。でも次のママの言葉に緩んだ頬が引き攣った。
 
 
「小宮君は優しいわね……。比奈にぴったり」
 
ちょっ。ママ、なんか誤解してない?
 
 
「えっ! そ、そうですか? あはは……」
 
小宮が困ってんじゃん。恋人でも何でもないのに。
 
「よければこれからも比奈のこと、よろしく頼むわね」
 
「ぼ、僕でよろしければ、比奈さんのお力になれるよう頑張りますっ」
 
 
あーもう、ママったら嫁にやるみたいな言い方しちゃって。
 
適当に受け答える小宮も小宮だけど。
 
これからも時々、お店の手伝い引き受けよう、とか思ってくれてるんだろうな。
 
お人好しなんだからもう。
 
なるべく小宮の好意に甘えないようにしないとね。ずるずる甘えちゃいそう。
 
小宮にはアッチ方面で頑張ってもらうってことで……。