おいしいチェリーのいただきかた☆

 
そんなこんなであっとゆう間に1時を回った。
 
へろへろになりながらレタスを剥く。これが最後のレタスだといいなぁ~……。
 
 
「比奈さん。大丈夫? 疲れた顔してるよ」
 
空きグラスを下げてきた小宮が心配そうに声をかけてきた。
 
全然大丈夫じゃないよ小宮。頑張ってるあたしにチューのご褒美ちょーだい。
 
 
「大分お客さんも減ってきたことだし。後片付けの前に小宮君と一休みしてきていいわよ、比奈」
 
「わっ! 本当!? ママ!」
 
目を輝かせるあたしにママは頷き返してくれた。
 
「やった! コーヒーでも飲も、小宮!」
 
早速小宮の手を取る。
 
あ。レタスとか触った後だった。すぐに手を離して洗い場に向かう。
  
コックを捻って手を洗ってると、ママが大人しく待ってる小宮に話しかける声が耳に入る。
  
「こんなコに付き合ってくれてどうもありがとうね、小宮君」
 
なんだか嬉しげな声。
 
こんなコって、どういうコなのママ?