「小宮、手伝ってくれるの?」 上目遣いにじっと小宮を見上げる。 「え? うん、まぁ僕にできることだったら」 「じゃあ、悪いけどお願いしていい? ホールスタッフなんだけどお皿とか運ぶだけだから!」 あたしは声を弾ませて小宮の手を取った。 小宮と一緒に汗水流して働ける! それはなんだか魅力的な響きで。ウキウキと胸が弾んでくる。 「一緒に労働しよ~ね、小宮!」 首に抱きつきながら言うと、小宮は硬直した状態でコクコクと頷いた。