「なに言ってんの! 普通、小宮くらいの年頃の男子なら、目をらんらんと輝かせて食い入るように見るもんでしょーっ!?」 「男子高生にどんな偏見持ってるの比奈さん!? きつすぎるよこれ!」 逃げようとする男子の肩をがっしと掴んで覆い被さる。 制服のスカートが少し捲くれ上がるけど気にしない。 「わっ! やめっ。は、離れてっ」 途端、カチコチに固まって動けなくなる男子。 その耳元に大声で叫ぶ。 「これも小宮のため! 脱・チェリーのためなんだから、ちゃんと勉強するの~~~~っ!!」