「ん? どうかした?」
 
  
なんかあたし、変なコト言ったかな?
 
バージンなコには刺激が強すぎた?
 
 
 
首を傾げてると、上田さんが前のコの背中から、またおずおずと顔を出して言った。
  
 
 
   
「浜路さん、好きなヒト以外のヒトと、エッチできるの……?」
 
 
 
  
好きなヒト以外のヒト?
 
う~~ん…………。
  
  
 
首をどんどん斜め下に傾けつつ、タップリ五秒間くらい考えてみる。
 
  
どうだろうな~……。
 
 
 
よく分かんないから、顔を上げ、にこっと笑って正直に答えた。
 
 
「わかんない! だってみんな好きだから!」
 
 
その途端、すーっと波が引くように、女子四人はあたしから離れていった。
  
 
あれ? あれ? あれれれれ~?