「怖い? エッチが?」
「うん……初めてする時……」
おずおずと目を上下させ、あたしを何度も見る上田さん。
「ぜ~んぜん! 怖くなんかなかったよ!
あたしの初めての相手は、その頃よく遊んでたお兄ちゃんだったし、『してみる?』って言われたからノリでしてみたんだよね~。
ワクワクってしか思わなかったな~」
「そ、そうなんだ……」
「うん、だ~いじょうぶ! 一回やっちゃえば、気持ちよくて病みつきになるよきっと!
痛いの怖いんなら、あたしの友達に上手なヒトいるから、頼んであげよっか?
初めては上手なヒトの方がいいよきっと。
最初がヒサンだと、もうしたくなくなっちゃうかもしれないしね!」
「えっ! い、いいよいいよ別に!」
ノリノリで話を進めてたのに、突然慌てだした上田さんが手を前に振って言った。
他の三人も慌てた様子で上田さんの前に立つ。
「うん、やっぱ初めての相手は好きなヒトでなきゃ! ちょっと訊きたかっただけだからさ!」
「あっそう? 好きとか抜きにしてもエッチは気持ちいいけどな~」
せっかくいいヒト紹介してあげようかと思ったのに。
みんなエッチに対して構えすぎじゃないかな~?
椅子を揺り動かしながら言うと、いつのまにか女子四人とあたしとの間に、距離ができてることに気が付いた。
さっきまであった和気あいあいのムードはどこに行っちゃったの? ってカンジのよそよそしい空気が流れてる……ような。

