「あのね、浜路さんって、もう経験済みだよね?」
「ケイケン? なんの?」
訊き返したすぐ後に分かった。
あ、そういうことか。
「えっと……その、エッチの……」
どうりでもじもじしてるわけだ。
あたしには何でもない話だけど、彼女たちには、その言葉すら口にするのが恥ずかしい話なのだ。
「うん、いっぱい経験してるよ! なに? エッチの手ほどき?」
「わっ! 浜路さん、あんま大きな声で言わないで!」
途端、あたしの口を塞ぎたがってる手が数本伸びてきた。
ホントに塞がれるかと思った。
ついでに息の根を止められるかとも。こわっ!

