嘘つき少女

櫻井「おーおー、お熱いですねぇ」

『?!』

いきなり肩を組まれたので驚いた。いつの時代の冷やかし方だよ。

水川「櫻井…。どうした?(ニコ」

おい、櫻井をそんなに敵視すんな。お前は騙されているんだぞ!私たちに!←
お前なんかに勝ち目なんてないぞ?

櫻井「もうそろそろで時間だから知らせにきた。そのままにしといたらいつまでもイチャついてそうだしな」

鼻で笑いながらそう言ってるが…こいつ、ほんと皮肉が上手だこと。マジプロフェッショナル。

『そっか、教えてくれてありがとね!行こっか、隼人君!(ニコッ』

櫻井「隼人…?(ボソ」

わざと水川の腕をとって名前のところを強調すれば完璧。狙い通り下の名前に反応してますよ、笑っちゃう。

水川「そうだね。櫻井、わざわざありがとな。凛音、走ろっか」

『そうだね!』

勝ち誇ったような顔で櫻井にお礼の言葉を言う水川。きっと櫻井は顔に出してはいないが本当はすごく怒ってると思う。
後でなんもされなければいいんだけどね…、無理矢理キスとかされるかも。

櫻井「…ちっ」

…絶対なんかされるわ。