嘘つき少女

涼華「あー、もうそろそろ廊下出ないとね」

歩夢「だね」

皆さんに非常に残念なお知らせ。これから朝の散歩というふざけた時間がやってまいります。マジで何なん、これ。朝の散歩とか知るか。こっちは疲れてるんだよこんちくしょう。

未玖「じゃあ並ぼっか」

坂巻が髪の毛いじってる。毛先がびよんびよんいっているんですけど。バネみたい…。

靴が入ってあるビニール袋を手に持って廊下に並んだ。いちいち袋に入れなきゃだめなんですか。

1階のロビーを出て、駐車場にクラスごとで並ぶ。私の彼氏(笑)さんが皆を並ばせております。おはよう、爽やか君。
見たところ櫻井はまだ来ていないらしい。なぜに同じ部屋の水川が来てるのにあいつはいないんだよ。

未玖「あっ、櫻井。おはよー!」

何っ、櫻井だと?
旅館の入り口のほうに視線を移した。ふむ、確かに櫻井がいるな…。何言ってんだ私。
けど坂巻の櫻井レーダーには驚いた。そして好き好きオーラ全開である。気持ち悪。

櫻井「おー」

うわー、興味なさそー。お前なんか眼中にねぇよ感がハンパないっす。

『…おはよ』

櫻井「おはよ」

あれ、聞こえないように挨拶したつもりだったのに聞こえてました?耳いいね。

櫻井は自分の場所へ行き、前後にいる奴らと喋っていた。あれは完璧偽っておりますね。
そんな中で私にだけ本性を見せてくれていると考えると、うれしくてニヤけてしまいそうだ。