あれから寝よう寝ようと努力したが、目が冴えてしまって全然寝れない。

廊下行こ。

ふとそう思った。
そーっと布団から出て、部屋のドアを開けた。
廊下はさっきと変わらず、所々にある蛍光灯で照らされていた。ぼんやりと明るいな。

『…寒』

9月の下旬といってもさすがに夜になると寒く感じる。しかもここ、山の近くだし。
半袖のパジャマにパーカーを羽織っているが、少し寒気がする。

なんもすることないから、私はそこら辺に座ることにした。
座ったのは、自分の部屋のドアの隣。ちなみに体育座りだ。病んでるときって自然と体育座りにならない?私だけかな。

?「…おい」

誰か気になったので、顔を上げた。
そこには…