あの後鳩サブレ屋に行って、てきとうにブラブラして集合場所の鶴岡八幡宮に向かった。
んでただ今先生のお話を聞いております。え?飛ばしすぎだって?気のせいだよ気のせい。

先生「それではバスに乗って旅館に向かいます。立ってください」

やっと旅館か…。足疲れたな、早く休みたい。バスでも休めるっちゃあ休めるんだけどいまいち休んだ感がない。やっぱ足伸ばしてゴロゴロするのが1番だよな。

バスに向かっているんだが、バスが全然見当たらない。近くに停めとけよ…。あ、大人の事情ですね、わかります。

涼華「ねね、凛音。バスの席交換してくれなーい?」

あっ…(察し)
どうやら神村も西園の意図がわかったらしく、どこか楽しそうだ。あいつ完璧面白がってるな。

『ん?全然いいよ!けどなんで?』

涼華「鎌倉の街見たくてさー。窓際のほうがよく見えるでしょ?」

うわ嘘くさ。だったら長谷部と交換したらどうかな?ぼっちだよ、ぼっち。

『あ、なるほど。確かにそうだね(ニコ)櫻井君、私が隣になっちゃうけど大丈夫かな?』

神村の圧力ハンパない。
OKしろっていうオーラがダダ漏れでっせ。

櫻井「あぁ、大丈夫だ」

水川「…」

爽やかさん、言いたいことあるなら言ってごらん?俺がきいてやるからさ。
ま、恨むなら西園を恨むんだな。俺なんも悪くねぇし。

たぶん西園は焦りを感じたんだろうなぁ…。いや、これも計算のうちか?
けどお前の恋はいつまで経っても実らないぜ?ざまぁ。