廊下に出て、ロビーに向かう

途中で大島たちに笑われたりされたが、まあ大して気にしてない。それが私のポジションと思えばどうでもよくなってくるんだよね

旅館の人に挨拶してバスに乗る。どうやら私たちが1番だったらしく他の班はまだ来ていなかった。うちの班、行動だけは速いんだよね、バカだけど

涼華「…

おい、こいつためらいもなく水川の隣…というか私の席に座ったぞ。何様だよ…

仕方ない、櫻井の隣でいいか…。まあ、櫻井の隣の方が安心感があるからいいんだけど

涼華「あっ、水川!

バスの入り口に目を向けると、水川たちがバスに乗ろうとしていた
あんな遠くにいるのにわかっちゃうの?愛ってすごいですね、気持ち悪いわ

水川「あれ、凛音…

涼華「水川ー、早く座ろ!

水川「う、うん

爽やか君が何か言いたそうだったけど涼華が遮ってくれたのでよかった。変に話しかけられても困るし

櫻井「…よう

『ん

こいつハブられてるなとか思われてるのかな、悪いのは涼華だし。私悪くない

…私悪くない