『ふう…、もう行かなきゃね』

時刻を見るとごちそうさまをしてから6分経っている。遅れれば遅れるほどあいつらに何か言われるのでもうそろそろ戻ったほうがいいだろう。
はあ…やだなぁ。

櫻井「ん。何かあったら言えよ?」

『わかった。じゃね』

食堂から出て2階に向かう。
部屋に近くなってくると少し気持ち悪くなってきた。我慢我慢。

部屋のドアの前に立ち、大きく深呼吸してドアノブをひねる。

ガチャ

美咲「あ、やっと帰ってきたー」

夏樹「おっそいんだよ」

やはりな…。予想通り文句言われた。ま、いっか。
私は舛田たちをガン無視して今日の予定を確認した。

美咲「ちょwあいつ無視してきたんだけどww」

未玖「美咲」

美咲「何?」

未玖「うちさー、さっきずっと凛音と話してたんだよねぇwそれでうちが先に戻ってきて後から凛音が戻ったって感じwあいつ調子乗ってるから少しこらしめといたぁ」

嘘つけバァカ。何がこらしめるだよwお前フられたくせによく言うなおい。
まあ…かばってくれた(?)のかな?

美咲「遅れたのは事実だけどまあ、それは仕方ないか。つまんないの」

どうやらご機嫌斜めな様子。坂巻が私をこらしめたという話は聞いてなかったのかい?それとも耳がないの?どっちにしろバカだなお前。
…けど、坂巻がかばってくれたのはありがたいな