嘘つき少女

歩夢「り、凛音…」

『歩夢…』

周りの女子が私を白い目で見てる中、歩夢が話しかけてきた。あいつらとは逆に心配そうな目をしている。いい子ぶるのもほどほどによろしく。

歩夢「大丈夫…?」

『うん、大丈夫(ニコッ』

というか馬鹿馬鹿しくて鼻で笑ってやる。ふはっ。

水川「凛音…?」

『隼人君…。気にしないで?私は大丈夫(ニコッ』

夏樹「隼人君…?あいつ水川を下の名前で呼んでるし…。どんだけ図々しいわけ?」

美咲「何が大丈夫だよ。いい子ぶんなっつーのw」

涼華「ふ、2人とも…。凛音を責めないで?凛音は悪くないから…。うっ…」

…。出ました、いい子ぶり。私を庇っていい人を演じた後に泣くとかどんだけ。
けどまあ…よくできたもんだね。
昨日まで仲良かった奴が自分の好きな奴と付き合ってると知れば敵視する。当たり前のことのように感じるが、所詮その程度の友情ってこと。まあ、友達とは思ってなかったけどさ。

女子B「涼華泣かないでー?」

女子C「悪いのはあいつなんだからさ」

夏樹「はあ…マジでありえない。うっざ」

美咲「顔も見たくないわー。ていうかどっか行けばいいのにw」

櫻井「…」

櫻井が下を向いている。助けようとしてるの…?そうでもなきゃ足の上で拳を作ったりしないよね?

水川「凛音…。ごめん、俺があんなこと言ったから…」

『隼人君は悪くないよ(ニコッ)自分を責めないで?』

水川「凛音…」

お前のせいだよクソ野郎って言ってやりたいが余計周りからの反感をかうのでやめといた。こいつのせいで全てがパーだよ、パー。パァ。

女子D「え?何々?」

後から来た奴が集まってきて、私は久しぶりに大勢の視線を浴びることになった。うん、邪魔。ギャラリー多すぎなんだよ。

男子F「でも…なあ?神村もわざとじゃねぇだろ?」

男子E「そこまで責める必要ねぇよな」

『…』

男子は私の味方をし、女子は私を敵視する。んー、これが逆だといいんだけどなぁ。まあ仕方ないか。元から女子にいい印象持たれてなかったようだし。

女子G「どーせ男子の後押しがなければ何もできないんだよね」

女子E「そーそー。あーゆーのマジでうっざい」

1人私を敵視すればそれに続けて皆私を敵視する。
こんなの慣れてるからいいんだけど、やっぱ少し辛いかな。何しても陰口言われるっていう。

先生「みなさーん」

女子D「やばっ、先生来た」

そう、これも定番だよね。先生が来たら皆自分の席に戻るという。
この光景はもう見飽きたな