男子C「なんだー、水川。お前神村のこと好きなのか?」

…おいおいおい。それきくなよ。きいちゃダメだろ。
はぁ…こりゃもう終わったな。

水川「そうだけど?(ニコッ)っていうか付き合ってるし。ね?凛音」

涼華「…?!」

う、うわー…。うわー。うわー。
これは終わった。マジで終わった。もう私の人生終わった。嘘だけど。
だが涼華の反感を確実にかったはず。ということは…。…これ以上先は言わないことにする。皆さんのご想像にお任せしますわ。

『う、うん…』

嘘ついても無駄なので正直に答えた。今絶対顔が引きつってるはず。苦笑いしかできない。

男子C「マジで?!」

櫻井「…ふっ」

櫻井が鼻で笑ってやがる。何やってんだこいつらはって感じ。助けろよ…。

他クラス男子「神村と水川って付き合ってんの?!」

場所が場所なので他のクラスの奴らもきいてるに決まっている。恐らく1日も経たずに学年全員に広まるだろ…。
しかも水川は何気に女子に人気があるらしい。そんな人気者が私なんかと付き合ってると知れ渡ったら…。考えただけで恐ろしい。

涼華「うっ…ひっく…」

美咲「涼華大丈夫?!」

今度は何だと思って隣のテーブルのほうを見たら涼華が泣いておりました。うわー、私可哀想アピールしてる。誰か慰めてオーラハンパない。

夏樹「ひどいよね。涼華が水川のこと好きって知ってて付き合ってたんだよ?」

美咲「マジひどいよねー」

夏樹「ほんっとありえない」

おーおー、言いたい放題ですなぁ。
周りの女子もこっちを見ながら何かヒソヒソ話してるし。

女子B「えっ、涼華が水川のこと好きって知ってて付き合ってるの…?」

女子C「うっそぉ」

『…はあ』

どうしましょ。