食堂に着いた。が、まだ人は少ない。早く来すぎたのかな?

美咲「うち涼華の隣がいいー!歩夢とも話したいしー?(チラッ」

私のほう見ながら言うのやめてくれないかな。涼華の隣で歩夢移動しないってことは完璧私が舛田と入れ替わらなきゃいけないじゃん。

涼華「凛音、美咲と交換してもらってもいい?」

ほらきた。別に入れ替わったことでなんも変わらないからいいんだけど。

『うん、いいよ(ニコッ』

美咲「ほんとー?凛音やっさしー!ありがとねー」

棒読みで言うんだったら言わなくていいんだけど。坂巻グループってほんとめんどくさい奴らばっかだな。

『よいしょ』

私は昨日舛田が座っていた席に着いた。坂巻の隣とか普通だったらめんどいことになるんだけどさっきからテンション低いから大丈夫だろ。私のテンションは通常通り冷めきっております。

水川「でさ…」

男子B「マジかー」

どうやら水川たちの班が来たらしい。
席が変わったおかげで水川と離れることができたが櫻井とも離れてしまった。辛い。
同じデーブルか違うテーブルかで結構変わるよね。

水川「あれ、凛音ここだっけ?」

涼華「凛音…?(ボソ」

予想通り席が変わったことに気づかれました。気づかないわけないか。
ていうか涼華が険しい顔をしている。こういうことになるから人前では下の名前で呼んでほしくないんだよね。

『ううん。美咲と交換したんだ(ニコッ』

正しく言えば交換された、である。

水川「そっか…。……おーい、男子Bー」

男子B「ん?なんだ?」

水川「悪いけど席交換してくれね?」

男子B「いいけど…いきなりどうした?」

水川「なんとなくw」

男子B「なんだそれw」

…えー、なんで私の真っ正面に来ようとするんですかね?あ、そっか。この爽やか野郎は私たちが付き合ってること皆にバレても別にいいと思ってんのか。納得。