櫻井「ん…ふ…」

どんどん深くなっていくキスに溺れてしまいそうだ。片方の手を繋いでお互いの存在を確かめ合う。この行為にも幸せを感じる。なんか、そばにいるんだなーって実感するんだよね。

櫻井「…ん」

『ふぁ…!?』

櫻井の舌が私の口を開こうとしている。さすがに驚くだろ、変な声出しちゃったじゃん。けどここまでくるとは思わなかった。離してほしいけど離してほしくない。この矛盾のせいで何もできないんだけど。

タタタッ

櫻井・凛音「?!」

突然の足音に驚いて唇を離した。手は繋いだままだけど。

『い、今さ…』

櫻井「あぁ、完全に見られたな」

『ちょ、あっさり言わないでよ!ってか舌まで入れられるとは思わなかったんだけど…』

櫻井「別に入れてはないからいいだろ。邪魔されたんだしさ。…けどヤバくね」

『確かに。これバラされたらヤバい。どっかの誰かさんのせいだからね』

櫻井「お前がエロい声出したのが悪い」

『その原因はお前だバァカ』

というか別にエロくないし。

『…はぁ…私もう行くからね』

櫻井「へいへい」

…さて、どうしますか