竜神
「で。なんの用事。
どうせ、赤宮に頼まれたんだろ。
俺たちを見てこいって。」

ユーフィー
「さすがですね。
大正解ですよ、立花くん。
でも、残念でした。
あなたは中学時代のまま。
いや、それ以下かもしれないとは。」

竜神
「なんとでも言え。
俺は強い。俺に勝てるやつなんて
どこにもいない。」

ユーフィー
「本当にそうかしら。
私はそうとは思わないは。」

竜神
「じゃー、
誰が俺に勝てると言うんだ?」

ユーフィー
「赤宮くんよ。」

竜神
「はぁ?黙れ。あいつに負ける?
そんなことありえないな。」

ユーフィー
「私は、ずっと見てきたわ。
だからわかる。
彼は強い。あなた以上にね。」

竜神
「じゃー。どちらが強いか。
白黒つけようじゃんかよ。」

ユーフィー
「そのためにここにきたの。
次の大会、インターハイ。
そこで会いましょう。」

竜神
「いいぜ。そこで会おう。」

ユーフィー
「勝つのは赤宮くんたちがいる
岳山高校よ。」

竜神
「お前は本当に犬だよな。
ご主人様に伝えておけ。
俺に勝てるのは
俺だけしかいないってな。」

ユーフィー
「私は、犬ですよ。
わかりました。伝えておきます。
それでは、また、インターハイで。
咲奈にはよろしくとお伝えください。」



竜神
あいつもまた変わってしまったか。
もう、昔には戻れない。