でも、ある日悲しい出来事が
急に征ちゃんにふりかかることになったの。
あれは、征ちゃんが
小学校5年生の出来事だった。

征ちゃんの
大きな支え出会ったお母様が
病で急死してしまったのです。

お母様が亡くなった
その後はお父様が
その悲しみを忘れようと
するかのように
厳しさがまし、習い事、勉強の
量が前よりか増えていったのでした。

ユーフィー
「征ちゃん?
あんまり無理したら、体に悪いよ??」

征也
「大丈夫だよ。これぐらい平気だ。」

彼はそう言って笑顔で
答えてくれましたが
その顔は悲しみすら
見えたのでした。

そしてその頃から
征ちゃんは少しだけ変わったのです。
学校の時の征ちゃんと
家にいる時の征ちゃん
どこか違う。
征ちゃんがもう一人いるように思えたのでした。