征也
僕はなぜあの時引き止めなかった。
なぜあの時彼女は
悲しい顔をしたんだ?
わからない。
彼女はいったいなにを考えているのか。
僕は彼女の自由を奪っていたのか?
彼女はいつでも笑顔で
僕の言うことを聞いてくれていた。
それが嘘だったのか??
ユーフィーニナ。
僕はいったい君になにをした??


この時征也は心の中でわかっていた。
ユーフィーニナは自由になってほしいと
でも、そばにはいてほしい。
その矛盾した心が征也をよりいっそう
苦しめていた。
だか、それはユーフィーには
届かなかった。


ユーフィー
私は自由だ。

征也
ユーフィーニナ。
僕のそばにいてくれ。