青藍高校


監督
「なに、うじうじしてる!!
帰ってすぐ反省会!!」

キャプテン
「はい!!」

監督
「ちょっと黒崎くん?いいかしら?」

辰人
「なんでしょうか?」

監督
「聞きたいことがあってね?
どうして岳山高校のキャプテン赤宮くんと
陽東高校の椿 篤斗くんは
試合に出てなかったのかしら?
桐皇高校の立花くんはわかるは。
怪我をして欠場。
でも、2人は出れたはずよ?」

辰人
「それは、椿くんは赤宮くんと
戦うのだけは1番避けて
赤宮くんの言うことだけを聞くらかです。
そして赤宮くんは勝利に対して
興味はありません。
ただ負けることはない。
なぜなら勝利は赤宮くんにとって
息をする。言わば生きていく過程の中であるんです。
だから、勝利に対して興味はない。
だから、この試合には出ていなかったんだと思います。」

監督
「つくづく化け物揃いね。
ユーフィーニナ・カルターナは?
あの子はあまりいい噂は聞かないけれど?」

辰人
「ユーフィー、ユーフィーニナは
赤宮くんの婚約者です。
そして天帝の目を持っています。
それは、赤宮くんと同じ。
でも、能力は赤宮くん以上。
そしてなにより。
今は赤宮くんの忠実な犬です。
赤宮くんのためならなんでもします。
それがユーフィーニナさんです。」

監督
「なんだか怖い話ね。
そんなこと本当にあっていいのかしら。」

辰人
「そんなことあってはいけない。
だから、どうしても勝たないといけないんです。」

監督
「そうね。勝ちましょう。
次はウィーンターカップ。
何があっても勝つわよ!!」

辰人
「はい!!!」



征也
「どうしたんだい?ユーフィーニナ。」

ユーフィー
「何もありません。
ただまた、闇に入ったと思っただけです。」

征也
「どういうことだい?」

ユーフィー
「いいえ。なにもないです。
明日からの練習も頑張りましょうね!!」

征也
「あぁ。」

ユーフィー
「征ちゃん。」

征也
「何か言ったかい?」

ユーフィー
「いいえ。さぁ。帰りましょ!!」


ユーフィー
征ちゃん。
この呼び方を忘れないように。
いつか帰ってきたときに
『お帰り!征ちゃん!!』って
ちゃんと笑顔で言えるように。