征ちゃんは物心がつく頃から
英才教育を受けていた。
その量は大人の人でも
嘆いてしまうぐらいの。
でも、征ちゃんはいとも簡単に
その量をこなし
こなせばこなすほど
その量も増えていった。
征ちゃんにはほとんどと言っていいほど
自由がなかった。
そんな過酷な中でも、
征ちゃんのお母様がお父様を説得し
頂いた僅かな自由時間を使い
バスケットをするようになった。
彼は、バスケをしている時間が
1番輝いていた。
征ちゃんは才能にも恵まれ
限られた自由時間の中でも
すぐに上達していった。

ユーフィー
「はい!征ちゃん、タオル!!
本当に征ちゃんはバスケしている時が
1番輝いて見えるね!
それだけバスケが好きなんだね♡」

征也
「ありがとう。
あぁ。好きだよ。
お母様がくれた
自由時間に感謝しなくては。」

ユーフィー
「私は運動音痴だから
バスケは一緒にできないけど
ずっと征ちゃんのバスケ姿見ているからね!
だから、中学に言ったら
私、バスケ部のマネージャーになる!
高校に行っても!!
ずっとずっと征ちゃんの隣でいるからね!
約束!!」

征也
「本当に!!
嬉しいよ。ありがとう!
あぁ、約束だ。」

そう言って約束をしたんだ。