ユーフィー
これで言われた高校は
全部まわったわね。
では、帰ろうかしら。

「ブーブー」

誰からかしら。
「咲奈」
咲奈からだわ。
どうしたんだろ?

咲奈
「ユーフィー!
久しぶりに会えて本当に嬉しかった!
相変わらず綺麗だったから
ついつい見惚れちゃった笑
またどこかで会えるといいね!!
竜ちゃんがひどいこと言ってごめんね?
本当は竜ちゃんユーフィーのこと
本当に心配してたんだよ!
でも、素直に言えなくて!
本当に悪気はないから!!
それだけ!!
またどこかで会おうね♡

あっ!!
まだ東京に入るなら
青藍高校ってとこに
行ってみて!
そこにはあの子がいるから!!
まぁー行ってからの楽しみにしてて!
きっとユーフィーも喜ぶと思うから!」

ユーフィ
あの子?
誰かしら。
青藍高校聞いたことのない
高校ね。
赤宮くんはその高校には行けとは
言っていなかったから
行かなくていいわね。
私は赤宮くんの犬で道具なんだから。

あっ。咲奈に返事しないと。

ユーフィー
「私も会えて嬉しかったわ!
またどこかで会いましょう!
立花くんのことは
なんとも思ってないから
大丈夫だよ!!
またね!!」

これでよし。

すると
また、私の携帯がなった。
今度は
「赤宮くん」からの電話だった。

征也
「ユーフィーニナ
どうだった?」

ユーフィー
「言われた高校は全て
まわってきました。」

征也
「悪いんだが
もう一つ見てきてほしい
高校があるんだがいいか?」

ユーフィー
「かまいません。
青藍高校ですか?」

征也
「もう、耳に入っていたか。
そこにはあいつがいる。
一応見ておいたほうがいいと思ってな。」

ユーフィー
「今さっき、咲奈からメールで聞きました。
わかりました。また明日行きます。」

征也
「よろしく頼んだぞ。」

ユーフィー
「はい。では、失礼します。」


あの子っていったい誰なんだろ。
もしかしたら、あの子??
もしそうなら。
光を見ることができるかもしれない。
全て明日になればわかるは。
今日はもう寝ましょ。


私の赤宮くんの犬で道具
それ以下でもそれ以上でもないわ。