「ユーフィー!」いつからだろ
あなたがそう呼んでくれなくなったのは。
私はね?昔の征ちゃんが好きなんだよ?
今のあなたは誰?


私の名前は
ユーフィーニナ•カルターナ18歳
父がアメリカ 母が日本
カルターナ家の長女です。
私には婚約者がいます。

彼の名前は 赤宮 征也 18歳
赤宮財閥の長男です。
彼はなんでも完璧にやりこなします。
天才としか言えないほどに。

私と彼がであったのは
13年前の事でした。

ユママ
「ユーフィー、今から大切な人のところに行きますよ。したくをしなさい。」

お母様は優しくそう言って
私のお部屋に入ってきたの。

ユーフィー
「大切な人??どんな人なの?」

ユママ
「とっても素敵な人ですよ。さぁー早くしたくをして」

ユーフィー
「はーい!」

私はまだ幼く
何事にも興味を持つ年頃でした。
車に乗り着いた場所
そこが赤宮家の自宅でした。

ユーフィー
「お母様!見て!!とっても綺麗なお花がたくさんある!!」

ユママ
「ホントですね!後で見に行きましょ。」

私達はたわいもない
お話をし赤宮家の中へ
入っていきました。
そこで待っていたのが
彼、赤宮 征也でした。

赤ママ
「さぁー。征也ご挨拶を」

征也
「はじめまして、赤宮 征也と言います。」
と。彼は綺麗な一礼をしました。

ユママ
「はじめまして、征也くん。
さぁー、ユーフィーもご挨拶を」

ユーフィー
「はじめまして、ユーフィーニナ•カルターナと言います。よろしくおねがいします。」

そして私は、ニコッと笑顔を
彼に見せたの。
すると彼は少し頬を赤めたのでした。

赤ママ
「征也。せっかくだからユーフィーちゃんにお家の案内をしてあげたら?」

ユーフィー
「えっ!案内をしてくれるの?
嬉しい♡♡」

征也
「じゃー行きましょ!」

そう言って私と征ちゃんは
お母様の部屋から出ていきました。

征也
「あのー。ユーフィーニナさん?」

ユーフィー
「敬語なんて使わないで!
私達はお友達でしょ?
私はみんなにユーフィーって
呼ばれてるの!
だからユーフィーでいいよ?」

征也
「ありがとう!ユーフィー!
僕は征也って呼ばれてるから
そのままでいいですよ!!」

ユーフィー
「なら、私だけ特別な呼び方をしたいわ!
だから征ちゃん!」

征也
「征ちゃん?!!」

ユーフィー
「ダメかしら?」

征也
「全然!いいですよ!」

ユーフィー
「ありがとう♡征ちゃん!」

征也
「ユーフィーの髪の毛とても綺麗だね。」

ユーフィー
「えっ。ありがとう!
でも、私この髪の毛嫌い。」

征也
「どうして?こんなにも綺麗なのに。」

ユーフィー
「白って老けて見えるから
嫌いなの。」

征也
「そんなことない。
君はとっても綺麗だよ。」

私はその言葉が
嬉しくてその日から
大嫌いだった髪の毛が
大好きになり
初めて会った
赤宮 征也が『大好き』になった。


そしてそれからすぐ
私達の婚約が決定したのでした。